human in book bouquet

図書館司書を念頭に、ボルダリングと読書の生活。

自主コース作成、綱渡りの極意、漢方クライマー

手首と指を痛めているが、相変わらず週3で壁を登っている。 その内容が、現状なりに変化している。左手を突っ張る登り方ができない。 よって、もっぱら引き上げる動作主体になる。 またホールドに飛びつく(ランジ)こともしない。 キャッチ直後に自重が手…

積極的消極主義

「先程きみは驚くほどはっきりと、ぼくのことを消極主義者だといったね。でも、それには二種類あるんだ。消極的消極主義、これはヴァルターのもので、それと積極的消極主義!」 「なんなのよ、積極的消極主義って?」と、クラリセは好奇心に駆られて尋ねた。…

『14歳のバベル』(暖あやこ)を読む

ちょっとした縁があり、『14歳のバベル』(暖あやこ)を読んだ。 SIMは途中からSF度が増してきたので魔法都市ゴドランド。 原曲はごちゃごちゃしているが、頭の中でBGMを流すので「実際」はシンプル。 以下、思ったことをちょっと書いてみます。 (SIM : S…

九条と自衛隊、思想のオーソドクシー、手続きのまっとうさ

『さようなら、ゴジラたち』の「戦後から遠く離れて」の章を読む。 憲法改正手続き法案が衆議院を通った頃の、憲法九条論。『九条どうでしょう』(内田樹ほか)は前に読んだ。 加藤氏はこの本所収の内田樹の主張にほぼ賛成している。 (以下、いろいろ混ざっ…

「あれは想像です」、TVピープル、道路地図

土曜日の昼過ぎに呼び鈴が鳴る。 戸を開けると佇む女性。 日蓮宗の分派の勧誘。 歴史の遺物だと思っていたが。「キリスト教の、あの…シト…」 「ああ、エホバのことですか?」 「そうです。あれに比べると、規模は小さいようですね」 「あれは想像ですから」…

身をやつす、苦労の「言い値買い」、Y.Kのこと

朝食時に『小説修業』(小島信夫、保坂和志)を読み始める。 ハシモト氏の「貧乏は正しい!」シリーズはこの後になりそう。週に一度の洗濯は朝起きて食器を洗う前に洗濯機のボタンを押す。 1時間の暖気なし乾燥「風乾燥」を含めて、朝食を終える前にブザーが…

原発神話と小商い、精神の貧乏性

『小商いのすすめ』(平川克美)を読む。 SIMは村松健「北帰行、ついておいで」。 汎用性の高い一曲。小説以外の、思考を巡らせる本でよく流す。「経済成長から縮小均衡へ」の章で、橋本治氏の本の引用がある。 自分も全巻持っている『貧乏は正しい!』の初…

10日目:護摩、地産地消、おにぎらず 2017.3.10

朝の6時10分前、宿坊のロビーに行くとフランス人Jack翁が待っている。"Good morning."「オハヨゴザイマス」お互いが気遣って言語がひっくり返る。5分前に住職が早足でやってきて、立ち止まりもせずに「ではお堂へ参ります」と案内を始める。「あの、まだ1人…

小指関節と肩の痛み、責任回避推奨社会

登壁と身体の話。・ブランクがあいてから身体が重い 筋肉云々より体重のせいで、以前登れたコースに歯が立たない。 無理せずやさしめの課題を多くこなしてまずは減量をめざす。・右小指の関節が痛い 登る課題が難しくなってくると故障の質も変わってくる。 …

思考ノート、グラスルーツと仕事、ヒカリゴケ

10年前の自分の記録帳。 ロルバーンの黒のA5リングノート。 新しいことを始めたり考えるたびにページをあらためてきた。 今日もなにか書こうとして、ふと最初から読み返してみる。同じようなことを院生の頃から考えていたことを知った。 とりたててやりたい…

SIM、不戦派日記、徒党社会の多様性

脳内BGMという表現がごわごわしているので略語を考える。 Back Ground Musicの目的をそのまま持つが、性質をその略語に取り入れる。 たとえばSynaptic Imaginative Music、SIM。 実体すなわち波動性を有さず、頭中を走る電気信号によって奏でられる。 虚数は…

ながら書き、< harmony / >、1Q84読中

「片手間に文章を書く技術」を身につけたいと思う。 時間が惜しいからではない。 書く時間によってほかの時間を分断させたくない時がある。 それでも書いておきたいことがある時がある。 日常的な思考の継続のバリエーションをいくつか想定してみる。 思うと…

『コンヴィヴィアリティのための道具』を最後まで読むための覚え書き

返却期限までに読み終えることができませんでした。 もう一度借りるか、買うか、どちらかをしたい。 という思いを形にするべく印象をメモしておきます。 (後記:やはりいくらか書評調になってしまいました) × × ×コンヴィヴィアリティのための道具 (ちくま…

free dialogue in vivo 4

「そういものが、あるとしての話です」 現実とは何か? 畑を耕したり、車の部品を組み立てたり、そういうことだけではない。 本を読むことも、一人でご飯を食べることも、そういったことも含む。 現実は、生活と言い換えてもよい。生産性という観点に立てば…

9日目:日の出を拝む、砂浜蟻地獄、鯖大師 2017.3.9

朝に薬王寺でのお勤めがある。早起きして、白衣と数珠と、それから遍路者用の簡易的な袈裟である輪袈裟を装着し、宿坊を出る。宿坊は寺とは通りを隔てて別の区画にあり、寺も敷地に入ってから坂やら階段を登ってやっとたどり着く高台にある。多くの宿泊者が…

8日目:思考即転倒、最長記録更新、遍路宿ネットワーク 2017.3.8

早朝に出発の準備をし、おかみさんに車で昨日の地点まで送ってもらう。「今日の宿はお決まりですか?」「薬王寺の宿坊に泊まろうと思ってるんですが、まだ連絡していませんね」「もしよかったら、知人がやっている宿が日和佐にあるので」お宿ひわさ、という…

7日目:山上の二寺、素敵なペンション宿、囲炉裏ご飯 2017.3.7

登り登って、20番。下った先の、21番。橋の向こうにそびえる2つ目の山に、ため息をつく。もちろん21番太龍寺の姿は見えない。山の斜面に忠実に登る形で出発した鶴林寺を擁する山と違い、山と山の間に通る道を進む。舗装されているが、アスファルトではない。…

6日目:空海の気持ち、取星な話、雛祭り 2017.3.6

納経所の開く時間に合わせて宿を出て、すぐそばの18番恩山寺へ向かう。霧模様である。敷地一帯に木が茂っていて、境内へ向かう車道に沿って石畳の敷かれた自然道がある。その車道の途中から19番に向かう細い道が出ているため、行きは覚悟をして石畳を歩くこ…

5日目:グローブの効用 2017.3.5

「私は韓国人で、踊り子で、人間国宝です。若いとき、日本に講演にきて、前の住職と出会いました」 「私の息子はいま19歳で、アメリカに留学しています。韓国語、日本語、英語、中国語、スペイン語の5カ国語をマスターしています。テレビで取材を受けたこと…

4日目:建治寺闇雲冒険譚、大日寺にて 2017.3.4

宿を出てすぐ、車道から自然道に入る。小さな森の中の、土手になって幅の狭い道を歩く。幅が狭いうえに斜めになっていて、まっすぐ歩けずにてこずっていると、坊主頭の中年男性が後ろから追いついてくる。「こっちはゆっくりやってるから、また追い越してい…

3日目:遍路転がし、山越え、美しい尻餅 2017.3.3

今日は山越え。「遍路転がし」という四国遍路に4つある難所のひとつが、12番焼山寺までの登り道。出発からの2日間が平地だっただけに落差が大きく、油断するとその名の通り「転がされる」ことになる。一本歯での山道は京都でいくらか練習を積んできたが、果…

思い立ったが缶詰 → 身体に悪いですね

3/21求職活動が一段落しました。 結局決まっていないのですが、近い内に岩手を離れます。 暖かいところへ、海の近いところへ。 未定ですが。前に二度ほど触れたことですが、今は大沢温泉自炊部にいます。 2ヶ月間の歩き遍路を振り返る記事を書こうとして、…

図書館から生活思想を立ち上げる

以下で引用した本はウチダ氏のいう「コンピ本」で、ブログに書かれたものを編集者がかき集めて編まれており、従って全文がリンク先で読めます。 NHK職員によるインサイダー取引のニュースが話のマクラになっています。 今回のようなモラルハザードは「ルール…

スパイス考

昨日、帰りがけにギャバンのフェンネルを買いました。 × × ×とだけ書くといろいろと「?」な文ですが(「ファンネル」じゃないのか、とか。いや誰も思わないか…そういえば「宇宙刑事ギャバン」というのがありましたね。古いか)、フェンネルは香辛料です。さ…

シューズ補修、ジムあれこれ、ムージル読了

クライミングシューズのソールの補修をしました。 足裏に穴が開き、穴はゴムとプラスチックの下地と足裏接触面の布地を貫通していました。 布地部までの穴は直径約1センチ、ゴム部分は直径約2センチほど。 紫波の店に置いてあった補修キットを昨日買い、今…

露天風呂プチボルダー

また風邪を引きました。 たぶん風呂上がりに冷たい水(リンゴ酢をちょっと足したもの)やらを飲んでいたせいです。 水道水はもちろん凍る手前の冷たさで喉によくないんですが、「あ、大丈夫だ」と思うと量が増えて、同じく風呂上がりに飲む大豆飲料も以前は…

「ここに重力があるから」

クライミングシューズの二足目↓を買いました。 スポルティバのフューチュラというシューズ。 一足目↓↓は7ヶ月前に手に入れたスカルパのフォースです。 こちらは司書講習が始まる前にジムに通い始め、三度目で購入したもの。 cheechoff.hatenadiary.jp最初か…

「からすの行水」未遂事件

最初に一枚。 さて、これや如何に、以下やこれに。一つ前の記事にトイレ水道が凍った話を書きましたが、 つい3日前のこと、今度は浴室のお湯が出なくなりました。 ボルダリングからヘトヘトで帰ってきて僅かな余力でお湯を張ろうと、 蛇口を回すと出ない、…

冷凍トイレ、転ばぬ先の葛根湯、「必然」の健康観

昨日からしばし寒さが落ち着いています。 最近書いていなかった主な理由は寒いからです。 暖房をかけ続けると空気が濁ってくるので時々しか点けず、 すると長時間テーブルに座って何かをすることができない。起床時にトイレの水が止まったことがこれまで二度…

ゆくとしくるとし('17→'18)

2017年も年の瀬です。今年は未だかつてないほど世間と隔絶した生活をしていました。 曜日感覚と季節感を除いて、時を刻む音を耳にしませんでした。 ともあれ、毎年恒例ということで少しばかり振り返ってみることにします。 去年までと違い、今年はこのブログ…