冗談のような道標識。荒れた山道でへとへとの時に目にして和みました。81番から82番へ向かう山道にて。
香川県に入りました
写真上は66番雲辺寺にある五百羅漢像です。とても精緻に作られていて、目線を肌に感じるくらいです。右の人はラサール石井に似てるような。
昨日から下駄が新しくなったのと昨日から今朝にかけての雨の影響で、雲辺寺山の上り下りで数えきれないくらい転びました。足をかばって全身でゆっくり転ぶのに慣れてしまって、調子に乗って(決してコケたいわけではないのですが…)パタパタ転倒しているとだんだんワケのわからない転び方になっていきます。身体任せでコケた瞬間頭が真っ白になるので細かい状況をほとんど覚えていませんが、今日は一度頭を岩にぶつけ、一度エビゾリ状態で頭から地面に落ちました(どちらも菅笠が大ダメージ)。後者のあと笠を確認したら山のヌシ(@蟲師)みたいにてっぺんに苔が乗っていたので、ほっこりして写真をとりました(写真下)。
ケガがないのが不思議なくらいコケたんですが。身体ってスゴいですね。
追記
一つ前の改良版についてですが、思い付いた時に「ペダル固定タイプのレース用自転車」のイメージが浮かんでいました。
足をペダルに固定することで、踏み込む時だけでなく足を引き上げる時にもペダルを漕ぐことができます。この引き上げ動作には普段使わない筋肉を動員するので慣れないうちは変な筋肉痛になる、と記憶しています(学生の頃チャリ旅に使ったツーリングサイクルにもペダルに固定具がついていたのです)。
今日丸一日改良版で歩いてみて上記のイメージもまんざらでもないなと思ったのは、太股の裏側を使っている感じに気付いたからです。足の負担がどう変わるかはこれからしばらく様子見です。
歩き方の改良
により、3足目が13日経過して歯がかなりちびっていますが1、2足目と違って時速3キロ以上は保っています。あと3日もたせれば4足で最後まで行けそうな計算です。
歩き方は一昨年ひょっと思い付いたんですが、一言でいえば地面を蹴る(踏み切る)動作だけでなく地面をつかんで引き寄せる動作も一緒にやります。歯底の後ろ側を地面にひっかける感じです。単に踏み下ろすよりも着地がブレやすく、また下駄が脱げる方向に力がかかるので足指で台をしっかり掴む必要があります。これにより速さも出るし歩幅もアップします(歯をより前方斜めにして着地することになるので)。歯が短い方がやりやすいので、4足目でもこの歩き方ができるかはやってみないとわかりません。もしできれば靴並のスピードが出せるかもしれません。
明日は寺1つと27キロという3/1以来いちばんきつい行程です。この改良版でなんとか切り抜けたいところです。
写真は今日行った55番南光坊の山門です。あちこちで桜が咲き乱れています。墓地に桜が多いのは「鳥と卵的関係」でしょうか。